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【模擬講義体験記】驚きと感動をあたえる!イベントアイディア発想法

オープンキャンパスでは経営学科、イベントプロデュース学科、それぞれの教員が普段の講義をコンパクトにまとめ、模擬講義を行います。高校生の皆さんと年齢が近い学生広報スタッフにも模擬講義を受けてもらい、高校生目線で模擬講義の体験記を書いてもらいました。今回は第6回オープンキャンパスのプログラム、「驚きと感動をあたえる!イベントアイディア発想法」をレポートします。

 

 

【FUJIMAGA】この授業では「クリッカー」と呼ばれる機能が使われていました。クリッカーを使えば、授業を受けている人たちの回答をリアルタイムでスクリーンに映し出すことができます。

 

 

【志塚先生】東京都内で1日平均何件くらい「イベント」は行われているでしょうか?正解は約2,000件です!

 

【FUJIMAGA】えー!?そんなに多くのイベントが行われていることに驚きました。

 

【志塚先生】イベントには、人を感動させるための新しいアイデアが必要です。アイデアとは、すでにあるものの新しい組み合わせなのです。例えば、イチゴに大福餅を合わせてイチゴ大福が誕生したように。

 

【FUJIMAGA】ここでワークとして、これまでにない新しい学校を考えました。学校+〇〇=〇〇、みなさんだったらどんな答えを出しますか?当日は、学校+スパ=リゾート学校、学校+駅=駅直結学校等々、聴講者からユニークなアイデアがたくさん出ましたよ。

 

【志塚先生】このように、アイデアを生み出すにはたくさんの情報が必要となりますので、多くのネタを集めなくてはなりません。そのために、知る力(情報力)を高めましょう。例えば、占いなどで「今日のラッキーカラーは赤」という情報を目にした場合、人は一日中赤色ばかりが気になってしまいます。人間は、目的意識を持つことで、それに関する情報が集まりやすくなります。これを「カラーバス効果」と言います。考えるテーマを設定し、意識してまわりを見てみてください。きっと日常の中にアイデアを見つけることができますよ。

 

【FUJIMAGA】情報のアンテナを張り巡らしてネタを集めることの他にはどんなことが必要なんでしょうか?

 

【志塚先生】想う力(想像力)を高めましょう。想像力を高めるには、思い込みをやめることです。少し見方を変えるだけで全く違ったものが見えてくることがあります。

 

【FUJIMAGA】ここでワークとして、3枚の絵の見方を変えて検証しました。馬の絵だと思ったらカエルが紛れ込んでいました(1枚目)。ドット絵の下にはモナリザが隠されていました(二枚目)。単なる白と黒の模様の絵だと思っていたら、よく見ると牛の絵に見えてきました(三枚目)。

 

 

【志塚先生】アイデアの出る場所を、①馬上(ばじょう)、②枕上(ちんじょう)、③厠上(しじょう)、これら3つで三上(さんじょう)として約1000年前の中国・宋の時代から言われてきました。環境によって想像力は高まるということです。

 

想像力を高めるために、A.F.オズボーンによる発想法である「チェックリスト法」を参考にしてみてください。彼の発想法は、転用(他に使い道はないか?)、変更(変えてみたらどうか?)、拡大(大きくしてみたらどうか?)、縮小(小さくしてみたらどうか?)、代用(他のモノで代用してみたらどうか?)、置換(入れ替えてみたらどうか?)、結合(組み合わせてみたらどうか?)といったものです。

 

【FUJIMAGA】このリストに沿って、私たちの身近なモノやコトについて考えてみると面白そうですね。

 

【志塚先生】最後に、Alan Kay氏の言葉を皆さんに送ります。「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである。」

 

◎模擬講義動画

 


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