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【ゼミ】心理学の観点から職場環境を理解する

東京富士大学での学びのベースとなるのが専門演習です。少人数の学生と教員がディスカッションをしながら、専門的な学びを深めます。2年次から本格スタートする専門演習の中から、今回は「浮谷ゼミ」(経営心理コース)をご紹介します。

 


心理学の観点から職場環境を理解する

経営学科  教授 浮谷秀一(経営心理コース)


これから経営学を学ぶために必要な心理学的知識を学ぶことを目的とします。経営を学ぶときに忘れてはいけないことは、当事者が人間であるということです。その人間について研究によって得られた心理学の知見を利用して、心理学がかかわる経営場面を考えていこうということです。

 

 

例えば、職場環境は、経営の観点からも重要であることは確かですが、そこで働く人間について考えることも十なのです。過去に、生産性を向上させるために、人間を全体の一部品のように考えていた時代がありました。それによって以前よりは効率が良くなり、生産性は向上しましたが限界がありました。

 

 

それはなぜかというとそこで働く人間を尊重しなかったことにあると考えられます。人間には多様性があり、それぞれ個性・特徴があります。それを理解し活かして働いてもらうことが重要だと考えられます。そのためには、人間を正しく理解することであり、心理学の知見を役立てることと思います。