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学園祭(第52回東京富士祭)レポート~No.2~

10月28日(土)・29日(日)の両日、第52回東京富士祭TOKYO FUJI FESTIVAL ’17が開催されました。天候の悪い中、多くの方々にご来場していただき、大盛況のうちに終えることができました!学園祭では、多くの団体による日頃の活動成果が展示されました。展示団体にインタビューしてきましたので、今回はその模様をレポートしたいと思います。

 


展示団体:総合アート・デザイン同好会


 

(FUJIMAGA)みなさん、紙のお財布って想像できますか?その名も「ペーパーウォレット」が作品展示されていました。

 

 

(学生)ペーパーウォレットは、たった3枚のパーツが描かれた紙でできているんですよ。これだけで、お札を入れる部分とカードを入れる部分、そしてコインを入れる部分が出来上がります。

 

(FUJIMAGA)紙でできていても、ちゃんとした財布ですね。

 

(学生)実際に使ってみると、さまざまな問題点に気が付きました。問題を見つけては改良しての繰り返しですね。

 

(FUJIMAGA)どのような改良をしたのですか?

 

(学生)特に苦労したのは、財布を閉じる部分のマジックテープです。マジックテープのプラスチック部分と紙との相性は良く、頑丈に接着するのですが、財布を閉じる際のマジックテープに接着する部分が布素材のために、紙との相性が悪くて剥がれやすいのです。そこで、異なる素材同士をくっつけるのに最適な接着剤を色々試してみて強度を高めていきました。

 

(FUJIMAGA)コンパクトで軽く、紙の素材感の味が出ていて良いですね!

 

 

(学生)これは、ポップアップカードと言います。月本せいじさんは元々、飛び出す絵本作家になりたかったらしいのですけど、突き詰めていくうちに今の形になったそうです。その月本さんの本を参考に作りました。

 

(FUJIMAGA)このような作品を考える場合、相当緻密な立体把握能力が必要とされそうですね。

 

(学生)月本さんの本を使えば、誰でも簡単にポップアップカードの制作を体験できます。ワークショップとして、来場してくれたみなさんに作っていただきました。

 

(FUJIMAGA)他にも魅力的な作品が色々と展示されていました。芸術の秋にふさわしい、アートに触れることができたひと時でした。