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ゼミ発表大会 × 実務IQ

第2回目の「TFU OPEN CAMPUS 2018」が4月1日(日)に開催されました。東京富士大学は、社会で活躍するのに必要な能力を「実務IQ」と定義しています。学生たちはゼミナールの活動を通してこの「実務IQ」を向上させています。昨年度のゼミ発表大会で好結果を残したのが深澤ゼミ(マーケティングコース)です。

今回は、深澤琢也先生とゼミ生たちによる対談の一部をご紹介します。

 

(深澤先生)ゼミには様々な国籍の学生が所属しているのですが、彼ら一人ひとりに文化的相違があることにゼミコンパで気がつきました。「◎◎人」という形で一括りにしてしまいがちですが、出身地によって大きな違いがあるのですよ。これは、日本人にも当てはまることですよね。こうした消費者一人ひとりの違いをマーケティングの研究においても重要視しています。

 

(深澤先生)どうして消費者のネットショップ選択に関する研究をしようと思ったの?

 

(ゼミ生)私たち自身が頻繁にネットショッピングを利用していて身近なものであったこと。そして、中国と日本の違いがなにかわかるのではないかという期待からですね。

 

(深澤先生)研究テーマを決めるというのは非常に難しい作業です。彼らも実は相当悩みました。他にも興味深いテーマはあったのですが、そこからどのように問題設定をして、研究していくかというところまで議論が進んでいかなかったため断念しました。研究テーマが決定した後はプレゼンテーションの準備が大変でしたね。春休み中も夏休み中もゼミ活動を継続して、彼らは今回のテーマを1年くらいかけて準備しました。私からは彼らに対して様々な課題を出しました。大変だったことで思い出すことはある?

 

(ゼミ生)特に、日本語で論文を書くことが大変でした。でも、先生から教わったExcelを使った調査方法は、仕事ですぐに使えそうなので習得できてよかったです。

 

(深澤先生)日本で就職しようとする場合、日本語能力で留学生は不利です。しかし、日本語は不得意であっても、それ以外の能力を伸ばしてあげることで、多くの武器(長所)を彼らに持たせてあげたいと思いゼミ教育をしてきました。私が思うゼミ教育とは問題解決能力です。これは、どの業界、どのような立場においても重要な能力であると思います。ものの考え方である理論と実務が合わさることで身に付けることができる能力、それが本学が掲げる「実務IQ」です。