アニメツーリズムの特別授業を実施!

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アニメツーリズムの特別授業を実施!

「経営学特講Ⅰ(火曜日4限)」でアニメツーリズムの特別授業を実施しました!

アニメのモデルとなったスポットや風景を追体験しようとする、いわゆる「聖地巡礼」は、10年ほど前からファンの間で定着しつつあります。

 西武線沿線は、高田馬場の手塚プロダクション、椎名町のトキワ荘、大泉学園の東映アニメーション(「銀河鉄道999」など)、上井草のサンライズ(「機動戦士ガンダム」など)といった、アニメプロダクションや漫画家ゆかりの地が多いことで知られていますが、これらを活用した地域振興・誘客策を数多く手掛けてきたのが、西武鉄道㈱運輸部の「スマイル&スマイル室」です。

 5月10日(火)の「経営学特講Ⅰ」(担当・石渡正人教授)では、西武鉄道㈱スマイル&スマイル室の野田政成様をお招きし、西武線沿線で手掛けられた代表的なアニメツーリズムのプロジェクトをご紹介頂く特別講義を実施いたしました。

 野田様は、定期外旅客を創出するための戦略として、アニメーションというソフトを軸に据え、埼玉県秩父市の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、飯能市の「ヤマノススメ」、練馬区の「四月は君の嘘」などの取り組みを通じて、沿線への誘客を推進されてこられました。一過性のタイアップではなく、アニメの放映が終了した後もイベントや情報提供を綿密に行なうなど、ファンとの長期的関係を構築していく策の重要性についてもご説明頂きました。

 なお今年度の「経営学特講Ⅰ」(火曜日4限)は、石渡正人教授(手塚プロダクション)による「アニメを使った地域づくり」の講義が行なわれています。受講した学生の皆さんが今後、漫画の神様・手塚治虫先生のキャラクターを使って地元・高田馬場の地域づくりに携わっていくなど、本講義で得られた知が発展していくことに大きな期待がもたれます。
西武鉄道 野田政成氏