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【ゼミ】つながりをつくるイベントデザイン

東京富士大学での学びのベースとなるのが専門演習です。少人数の学生と教員がディスカッションをしながら、専門的な学びを深めます。2年次から本格スタートする専門演習の中から、今回は「志塚ゼミ」(イベントプロデュース学科)をご紹介します。

 


つながりをつくるイベントデザイン
〜地域を活性化するためのワークショップ・イベント法〜

イベントプロデュース学科 志塚昌紀


「ワークショップ・イベント(※以下、ワークショップ)」という言葉をご存じでしょうか? 元々は、演劇や音楽などのアートの分野で、芸術家同士の共同作業を通じた集団創作の手法として使われていた言葉ですが、近年では、人と人とをつながりを促進し、そのつながりから新しいアイデアや発想を生み出す方法として、教育や福祉、クリエイティブデザイン、ビジネスの現場などでも活用されている手法の1つです。

 

 

特に、地域活性の分野では、様々な現場で積極的にワークショップが実施されています。例えば、復興支援の現場では、被災して別々の町への避難を余儀なくされてしまった人々に対し、もう一度、地域との関係をつなぎなおすためのワークショップが行われています。また、まちづくりの現場では、町への要望を地元住民のつながりから生み出すためのワークショップが開催され、そのワークショップから導きだされた町への提案によって、新しい行政施策につながった事例なども報告されています。

 

 

この授業では、こうした様々なワークショップの事例を通じて生まれた知見を紹介するとともに、その手法を皆さんに楽しみながら、身につけてもらいたいと思います。最終的には、皆さんのチカラでワークショップを開催できるようになることが目的です。

 

 

ワークショップで大切なことは、「参加」すること、そして「対話」が行われること、人とのつながりを「体験」することです。1人でコツコツと何かに取り組むより、みんなと一緒に創造的な場をつくっていくことが楽しみに思える人、これをきっかけに人とのつながりづくりや地域活性の手法を知りたい人などに興味がある皆さんに是非、受講してもらいたいです