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「手塚キャラクター発想支援カード」完成

「手塚キャラクター発想支援カード」は、東京富士大学と㈱手塚プロダクション様(以下「手塚プロ」)による地域コラボによって開発されたビジネスアイデア開発ツールです。

 

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このカードは、めくって出てきたキャラクターとそこに書かれたフレーズから何かを考え出す強制型発想支援ツールとして、ブレーンストーミングやハッカソン、創造性教育などの場で活用することができます。

 

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カード一枚一枚には、「鉄腕アトム」「ビッグX」「トリトン」など、お馴染みの手塚キャラクターが描かれているとともに、キャラクターの特徴に沿ったキーワード(「耐久性を10倍にする」「特化領域でNO.1になる」など)が記されています。もちろん熱心な手塚ファンの方は、キャラクターカードとして保存いただいても構いません。

 

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本カードは、東京富士大学ゲームデザイン研究塾のメンバーと、山川悟教授(マーケティング論、創造性開発)によって考案され、基本設計、テストマーケティング、デザインが行われました。学生たちだけでなく、現役マーケッターの方にも何度かプロトタイプを試してもらい、なかなかの手応えを得ることができました。手塚プロから開発許諾を頂いたのち、西武信用金庫様より平成28年度地域産業応援資金の贈呈を受け、開発に至りました。なおカードのデザインは、ゲームデザイン研究塾の近藤ゆみさん(経営学部3年)が担当してくれました。

 

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本学の位置する新宿区高田馬場には、マンガの神様・手塚治虫氏が数々の漫画を執筆した事務所(手塚プロ)が存在し、現在ではコラボ作品の創作やライセンシング事業などを行っています。JR高田馬場駅の発着チャイムが「鉄腕アトム」の歌であったり、早稲田口の高架下には手塚キャラクターの壁画があったりするのもご存知だと思います。本学では手塚プロの石渡正人先生を客員教授としてお招きし、「コンテンツビジネス論」「経営学特講」などをご教示いただいております。

 

「アトム通貨」の運営事務局などをはじめ、手塚プロは地域支援には非常に積極的であり、手塚コンテンツを地域活性化に活用してもらいたいという強い意欲をお持ちです。そうした思いと、オリジナルのカードゲームを開発したいという東京富士大学ゲームデザイン研究塾の志向がマッチし、今回のコラボにつながりました。

 

手塚先生はその作品を通して、環境や生命、平和に対するメッセージを遺されています。ただ、もうひとつのメッセージとは「何もないところからどんどんアイデアを生み出そう!」ではなかったかと思います。

 

現代の私たちもその精神を忘れず、新しい発想にチャレンジしていきたいものです。