学部・大学院

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大学院経営学研究科

人とビジネスが交錯する高田馬場で「経営学」と「会計学」を究める。
人間性豊かで高度な知識を持つ職業人を育てる経営学研究所

大学院経営学研究科

本学の伝統を生かし、さらに深い「ひとづくり」教育の場として

東京富士大学大学院経営学研究科長 青山和正
昭和18年(1943年)の創立以来、本学は経済学、経営学の教育に重きを置き、実社会に役立つ多数の専門職業人を輩出しつづけてきました。
この伝統的な教育をさらに深め、より高度な知識を有し実践的に社会で活躍できる人材の育成を目的に大学院を創設しました。
 具体的には、経営学系統と会計学系統の2領域を中核に、それぞれ3つの研究分野を設け、徹底した修士論文指導のもと研究を進めていきます。
 要望の多い事業承継者の育成や起業を望む人に役立つ内容、今後も人材不足が叫ばれる高い能力を持った会計士や監査人の養成など、急速な社会の変化にも即座に応じられる、人間性豊かで実践的な人材を送り出したいと考えています。

税理士試験合格者の声  谷道名緒(2023年3月修了)

 税理士を目指した理由は 

 税理士を目指そうと思ったのには特別な理由はなく、勢いです。今から考えると、そうでもしない限りは、忙しさを口実に勉強をやめていたと思います。

 税理士試験合格(大学院を含め)で一番大切なことは 

 信頼する先生や先輩からの助言を素直に受け取ることです。最終的には自分の精神力で乗り切ることになるので、忍耐が必要です。

 本大学院で学んだもので良かった点、留意する点 

 私にとってはすべてが初めて学ぶことでした。アカデミックな環境に身を置けたことに感謝しています。仕事や家庭と両立しながら大学院に通うことは大変だと思います。周囲の理解と協力が、時として自分へのプレッシャーにもなるので、負けずにやり抜いてください。応援しています。

 今後の目標や夢は 

 途半ばどころか、やっとスタート地点に立てたようなものなので、今後も勉強していきます。


(注)谷道名緒さんの研究論文「第二次納税義務の法的性格とは何か―調査官解説から読み解く―」は、2023年度の租税資料館賞(公益財団法人租税資料館主催)の奨励賞を受賞されています。

大学院OBから税理士の学び

東京富士大学大学院OB 税理士 林 祐二

(税理士を目指したきっかけ)
 上場企業の営業職として勤務していたときに担当のお客様(税理士)から「営業もできるし、この世界に向いていると思うから目指してみたらどうか?」と言われたことが、税理士を目指すきっかけでした。最短で税理士になるために大学院での税法免除と残り3科目は税理士試験での合格を目指すことにしました。

(税理士試験の取り組み)
 私は仕事をしながら大学院と専門学校(通信)を受講しました。2020年3月に大学院を修了しましたが、修士論文作成もあり多忙を極めました。そのため1、2年目は税理士試験の十分な時間は確保することができませんでした。

(大学院での勉強と仕事の両立)
 仕事と大学院での勉強の両立もスケジュール管理が大事です。私は営業職ですので営業目標数値をクリアすればあまりうるさいことを言われないことがわかってましたので、月次の目標数値を計画的にクリアすることを意識していました。

(家庭と試験勉強、大学院の研究)
 家族には大学院の合格通知が来てから仕事しながら大学院に通学、試験勉強して税理士を目指すことを話しました。特に反対もなく頑張ってと応援してくれました。税理士になれば両親も喜んでくれるだろうと思い自分自身も成し遂げると心に誓いました。

(おわりに)
 私は大学卒業後、14年間一般企業(税務会計ソフトメーカー)で働いてみて、これからの人生をどうしたいかを再考しました。40歳までに自分の将来の生き方を決めておきたいと思いました。私のように未経験であっても、税理士に挑戦することに遅いことはないと思います。やってみたいと思った時に行動に移してみてはいかがでしょうか。大変なことも多くありますが、自分一人ではなく大学院の教授、家族や周りのサポートも受けられるので飛び込んでみてはいかがでしょうか。

(林祐二先生のプロフィール)
 大学卒業後、上場会社の営業職として14年間勤務。簿記の知識は日商2級。
 受験歴:1年目:1科目不合格、2年目:3科目不合格、3年目:3科目合格
 3年目の学習時間:平日4時間/休日6~8時間(簿記450h、財務諸表論350h、国税徴収法350h/総計1,150h)学習スケジュールソフト「Study Plus」を活用して勉強を管理した。学習スタイル:専門学校通信コース活用
(注)2021年9月25日(土)大学院入試説明会資料より

令和6年度東京富士大学大学院 入学式・オリエンテーション

本学の庭の桜もようやく咲き始めたもとで、東京富士大学入学式(学部・大学院)が挙行されました。
 
本年度の大学院生は13名(税務系11名、会計系1名、経営系1名)の方が入学されました。ほとんどが税理士法人などで勤務しながら大学院に通う社会人です。 
これから2年間、社会人としての勤務、院生としての勉学や研究に加え、税理士試験の受験勉強や家庭生活と多忙な日々を送ることになります。

入学式後の大学院オリエンテーションでは、青山研究科長から本大学院での履修や研究、論文作成などの留意点について、大学院事務室からは学務上の諸手続きなどの説明がありました。税務系担当教員(三関先生、渋谷先生、田中先生)からも大学院2年間は非常に短いので研究論文作成などの時間管理をきっちりされることへのアドバイスがありました。
 
全員が各自の目標に向けて充実した大学院生活を過ごして欲しいとエールが送られました。

令和5年度大学院経営学研究科12名に学位(修士)授与

 令和6年3月20日(水)、本学では大学院・学部の学位授与式が挙行されました。
 大学院では、学位授与式終了後、七号館1階で、青山研究科長からそれぞれに学位(修士)の授与が行われ、税務担当の三関教授・渋谷教授・田中教授の3名の先生から2年間の研究のご苦労と今後の活躍に向けエールが送られました。
 大学院経営学研究科は、所定の単位取得と修士論文審査を合格した12名が修士学位を取得しました。研究分野は税務系11名、会計系1名です。成績優秀な方に贈られる二上賞は山口玲子さんが受賞されました。
 大学院で学位を修得された院生は、2年間、税理士法人や会計事務所などで勤務しながら平日は仕事、週末は大学院の講義と論文作成に加え、税理士試験勉強と家族サービスとハードな生活を過ごされました。大学院の授業は、対面授業とオンライン授業を併用して実施しています。
 大学院で研鑽された研究をベースに、社会でさらなる飛躍されることを期待しています。
(写真)学位(修士)授与された院生(七号館1階)
学位(修士)授与された院生(7号館1階)

令和5年度(2023)修士論文審査会実施

令和6年2月10日(土)、令和5年度の大学院修士論文審査会が実施されました。
 本年度は、税務系12名、会計系1名、計13名が審査対象になりました。税務系の論文テーマでは、所得税・法人税に係る研究、相続税制の考察、インボイス制度導入への諸問題の一考察などであり、会計系は税効果会計に関する研究です。
 
 審査会は、初めに院生から「論文の主旨と論点など」を説明し、その後、主査・副査の教員から質疑応答がなされた。税務系では研究論文の論理性や仮説と院生の主張の整理の妥当性、判例の扱い方などの視点から評価する点や改善点が挙げられた。本学の大学院の税務系の論文は年々研究内容が充実してきており、教員からも評価が高い論文も多く見られる。
院生は、審査会で指摘された修正・改善箇所があれば再度見直し、論文提出期限までに提出し、最終の審査判定を行うことになります。
 
本学の大学院で税法や会計学に属する科目等の研究により学位を授与され、国税審議会から認定を受けると税理士試験の該当する科目免除が認められます。
今年度も大学院生及び大学院修了者から5名の税理士試験合格者がでています。

(写真は、審査会の審査の様子)

2024年度向け東京富士大学大学院入試説明会

 2024年10月7日(土)午後2時から本学本館1階のメディアホールで、2024年度向けの大学院入試説明会が開催されました。今回は、大学院入学を希望される10数名の方が出席。社会人の方が中心でしたが大学3,4年生の参加も見られました。
 まず、青山大学院研究科長から「本学大学院の教育研究の取り組みと実績」について説明があった。大学院の開設15年目、その間、大学院の志願者総数322名、入学者総数186名あり、税理士を目指して税務会計分野の研究をされる方が多く、税理士合格者も多数輩出している実績が示された。引き続いて、本学大学院を修了された税理士髙田智史先生から本学大学院を選択した理由、大学院での研究論文の執筆、テーマ選定、スケジュール管理など、大学院の過ごし方について実体験をもとに話がありました。
 午後3時から個別相談会に移り、大学院での専門分野の選択、研究テーマなどについて、大学院の指導教員から丁寧に質問に対応しました。
  • 受験生の皆様へ
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