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8月4日オープンキャンパス報告② 「手塚キャラクター発想支援カード × 実務IQ」

第7回目の「TFU OPEN CAMPUS 2018」が8月4日(土)に開催されました!

東京富士大学のゲームビジネス研究塾と手塚プロダクションとの地域コラボで誕生したのが「手塚キャラクター発想支援カード」です。

大学で学んだ知識を活かして地域に貢献した実務IQモデルです。

担当教員の山川先生と塾生の近藤さんとの対談の内容を一部抜粋してお伝えします。

山川悟先生(経営学科教授)と近藤ゆみさん(2018年3月卒業)

 

(山川先生)ゲームビジネス研究塾は、ゼミとサークルの中間くらいの位置づけです。特定の企業からの課題を学生が考えて企画・提案を行います。その際にゲーム要素を取り入れます。単なる遊びとしてのゲームではなく、ビジネスとしてのゲームです。その成果のひとつが、お茶で有名な伊藤園とのコラボです。

 

(塾生)野菜ジュースに着目し、スマホアプリを使った食育型プロモーションを提案しました。ジュースの成分の野菜を擬人化したキャラクターが「野菜忍者」です。彼らが病気や肥満や生活習慣病と戦うストーリーを作成し、スマホで触る絵本として企画・提案をしました。

 

(山川先生)鉄腕アトムで有名な手塚プロダクションとのコラボで誕生したのが「手塚キャラクター発想支援カード」です。これについて簡単に説明してもらえますか。

 

(塾生)例えば、「これまでになかったアイスクリームを考える」という課題があったとしましょう。ここでカードを引きます。キーワードとして「神の視点で考える」が出てきました。このキーワードを基に発想していきます。このように、ゲーム感覚でアイディアを出していくというカードになっています。

 

(山川先生)実は、企業が学生に求めている能力であると同時に、今の学生に足りない能力が「創造力」なのです。このカードはビジネスの上での創造力を育むことを支援するものなのです。

 

(塾生)こうした大学での経験から、私は起業する進路を選びました。現在は、地元でお店を開くための準備中です。子供向けのボードゲームのお店(カフェ)です。ボードゲームは一人ではできません。人が集まれば、そこには交流が生まれます。そんな場所を作りたいと思っています。その結果、地域が元気になってくれれば嬉しいですね。会社名は「まめら舎」といいます。「まめら」は地元の方言で「元気ですか?」という意味があります。こうした声かけがあるだけで、人は孤独から救われます。お店に集まる人たちにとっての何かしらの支えになれれば良いなと、そんな想いを込めて付けた社名です。