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授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」〜タクナルプログラム①

イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、リアセック社が提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決・発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。このプログラムを進行するのは、「ティーチング・アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。今回は、そんなTAによるプログラム報告をお届けします。

タクナルプログラム「本格的に議論をしてみよう〜移動動物園の企画」

 

みなさん、初めまして!志塚ゼミのTAを担当しているイベントプロデュース学科3年の鈴木萌恵です。

今回、2週に渡って「学園祭で行う移動動物園の企画」にチャレンジしました。学生には12種類の中から4種類の動物を選択しプロデュースをしてもらいます。

あれ?簡単そうじゃない?と感じたかもしれませんが、簡単そうで難しいのがタクナルプログラムの大きな特徴の1つです。「誰でも思いつく内容」ではなく「イベントプロデュース学科生ならではの内容」にするよう意識させたこともあり、「1年生には少し難しい課題になってしまったのではないか」と不安な部分もありました…。

ですが、そこをサポートするのがTAの仕事の1つです!!
タクナルプログラムは「なんとなく」から抜け出し、自分の意見を持つことが大切。
グループのメンバーの意見を聞き、「それいいね!でも私はこう思う!」といった議論を通じ最適な答えを導き出す力を付けるのが目的です。

今回の移動動物園では本格的な議論に慣れる他、イベント企画の基本となる「6W2H」に当てはめて考える癖をつけて欲しいと感じ「ターゲット」と「コンセプト」の2つを重視して考える!というテーマを付け進めていきました。ですが、どのグループもターゲット層が曖昧で「何となくこれでいいんじゃない?」という雰囲気のまま時間が過ぎてしまいました。今後は議論を行っていく上で自分の意見を持ち、相手の考えと比べて何が違うのかを見極める力を付けることが課題かなと感じる時間でした。

2週目に行われたの発表はターゲットとコンセプトの両方が明確となり、発表の内容としても動物達と競い合う、メイドカフェ、プロジェクションマッピングといった今の時代の傾向を把握し何をすると面白いのか、絞られたターゲットを集客するために必要な内容が盛り込まれ、「イベントプロデュース学科らしい」が伝わる時間ともなりました。
発表後のふりかえりでは1週目に議論を行い、2週目に発表というスケジュールで進行するため時間の短さからかグループ全員の日程・時間管理について反省点としている人が多い印象でした。次回以降の改善点として意識は必要ですが、「失敗は成長のもと」という言葉もあるため焦らずに向き合ってほしいなと思っています。

今回のタクナルプログラムは全員のアイデア力や発想力の成長を感じ取れる場だったと思います。
まだまだ「自分と相手を比べて考える癖」は必要ですが、今回の経験で得た知識を忘れず次回以降にも活かして貰えればと思います!

ここまでご覧頂きありがとうございました!
今後もTAから情報発信がありますので、ぜひご覧ください!