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授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」〜タクナルプログラム③

イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、リアセック社が提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決・発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。このプログラムを進行するのは、「ティーチング・アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。今回は、そんなTAによるプログラム報告をお届けします。

タクナルプログラム「情報を分析しよう〜新入生におすすめの住む街」

皆さん初めまして!田島ゼミのTAをしています、イベントプロデュース学科3年の中村茜です。

今回のプログラムでは、池袋にある架空の大学「タクナル大学」に通うトキワさんに『ひばりが丘・赤羽・千川・巣鴨』の4つの中からおすすめの街を紹介してもらいます。

1週目は情報収集、調査、プレゼン資料作成、2週目は発表会です。4つのグループに分かれて活動する中で、モチベーションの違いやお互いの個性がぶつかり合います。グループ内での様々な問題や不安要素を先生よりも近い立場で話を聞き、どうしたら相手に伝わるようなまとめ方ができるのかアドバイスをする、これがTAの仕事の一つでもあります!

今回は他ゼミと合同で発表会を行います。ゼミ生からは不安の声が上がりましたが、いつも顔を合わせている学生の前ではないからこそ、より分かりやすく伝えることのトレーニングチャンス!更に、イベントプロデュース学科であるからこそ、独創的でオリジナリティがあるアイデアを生み出すことの重要性を伝えるチャンス! 担当ゼミの学生には「テキスト通りの情報を並べるだけで大丈夫?」、「せっかくだから他のゼミ生が思いつかないような視点を入れて発表しよう」など独自の情報発信ができるかを意識してもらえるよう声かけを行いました。

1週目では主人公であるトキワさんのちょっぴりわがままな要望を軸に4つの街からどこをおすすめするのか、さらにオリジナリティあるおすすめ軸を追加し、どの情報を残すのか取捨選択します。実際に調べ物などの発表準備にかけられる時間は5日間です。時間のない中で自分の役割を明確化し、プログラムに取り組んでいる姿勢からは彼らの成長が伝わってきます。

2週目は各ゼミから1グループが集まり発表会を行いました。

どのグループ発表が良かったかのかは「発表力」「オリジナリティ」「説得力」「スライド」の4つの項目で個人毎に点数をつけ、投票します。どのグループ発表も聞きやすく、分かりやすいスライド構成でした。重要なポイントであるオリジナリティもしっかり盛り込まれていました。投票結果は大接戦でしたが、机上の調査だけでなく、現地に足を運んで良さを伝えたチームの発表に軍配が上がりました。

今回、他ゼミと合同で発表を行い、いつもと違うスライドの魅せ方や考え方に触れられたと思います。良い点や改善点はどこだったのかをしっかりと考え、他のグループの良かったポイントは吸収し、次に生かしてほしいと感じました。

ご覧頂きありがとうございました!
今後もTAから情報発信がありますので、ぜひご覧ください!