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2023年度授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」〜タクナルプログラム④

イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、(株)リアセックが提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決・発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。このプログラムを進行するのは、「ティーチング・アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。今回は、TAによるプログラム報告をお届けします。

タクナルプログラム「ブラスバンドGIFTの憂鬱」

皆さんこんにちは!田島ゼミでTAを務めています、イベントプロデュース学科3年の中原大直です!
今回はタクナル最後のプログラム「ブラスバンドGIFTの憂鬱」にて、「課題発見力」を高めるワークを行いました。ついにタクナルを使ったワークも今回が最後!ということで、教員・学生ともに気合を入れて行いました。
しかし最後なだけあって、このプログラム、なかなかに難しい内容となっています。概要は『タクナル大学の8人編成のブラスバンドユニットGIFTは、3年生になり大会参加を決意する。しかし今まで楽しさを追求してきたバンドが、何となく参加を決めた大会のために練習量を増やすと、各々の事情で、練習の足並みが揃わない。次第にメンバーの心もバラバラになっていく中、あなたがリーダーならどうするべきか』といったものになっています。現実でこのような場面に遭遇した方もいるのではないでしょうか。メンバーの言動から問題点を見つけ、人間関係を整理し、解決策を考える。正解が一つではない難しい内容ですよね。1年生には事前課題も含めて二週にわたって取り組んでもらいました。
まずは事前課題として、ストーリーを読み、問題点と登場人物たちの特徴を書き記して、じっくりと登場人物のキャラクターと内容を理解してもらいました。
そして一週目は事前課題を踏まえ、チーム内での共有及び話し合いと発表準備を行いました。全体の印象として、問題点とその原因は見つけられているものの、解決策や協力者を決めることに難航している様子でした。そういうときのためのTA!リーダーズミーティングや声掛けを行い、適宜アドバイスをして回りました。最終的には時間をかけつつも、自分たちでまとめあげる力が身についているなと感じることが出来ました。

二週目は発表及び討論会を行いました。パワーポイントで作られた発表資料を見ると、フォーマットが見やすく意識されていたり、筋道がしっかりしていたりと、4月に比べて成長した様子が感じられるものとなっていました。一週間しかない中で主張を落とし込み、それぞれの班が違った角度から解決策を述べる様子は見ていて素晴らしいと思えるものがありました。一方で討論の方は質問が弱かったり、反論の用意がしっかりされていなかったりなど、初めてのことゆえに苦戦する様子が見られました。

以上がタクナル最後のプログラム取り組み内容となります!振り返ってみると今回のワークまでで1年生たちは大変成長したなと感じる部分が多くありました。役割分担から資料の出来具合まで、タクナルでの取り組みがしっかりと身についているようでした。
最後に!TAによる情報発信は今回で最後となります。ご覧いただき、ありがとうございました!

(イベントプロデュース学科3年 中原)