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【模擬講義体験記】「日本におけるイベントの歴史とこれからの可能性」

オープンキャンパスでは経営学科、イベントプロデュース学科、それぞれの教員が普段の講義をコンパクトにまとめ、模擬講義を行います。高校生の皆さんと年齢が近い学生広報スタッフにも模擬講義を受けてもらい、高校生目線で模擬講義の体験記を書いてもらいました。今回は第4回オープンキャンパスのプログラム、大山利栄先生(イベントプロデュース学科准教授)による模擬講義についてレポートします。

 

 

【FUJIMAGA】まずはじめに、イベントの定義について教えてください。

 

【大山先生】英語の「EVENT」には、事故・事件・出来事といった意味がありますが、これらとイベントプロデュース学科の「イベント」との決定的な違いは、演出することが可能であり、感情にうったえるものがワクワクやドキドキといったプラスの感動であるということです。

 

【FUJIMAGA】イベントの歴史として大阪万博の説明がありました。漫画『20世紀少年』の作中に大阪万博は登場していましたね!

 

【大山先生】日本万国博覧会(通称:大阪万博)のテーマは「人類の進歩と調和」でした。大阪万博で出展されてその後普及したものがいくつもあります。例えば、缶コーヒーです。他にも、携帯電話やテレビ電話、電気自動車、ファーストフード、ファミレス、ヨーグルトなどがあります。

 

 

【FUJIMAGA】今では当たり前のものばかりですが、当時の人たちにとってはきっと衝撃的なものだったのでしょうね。ところで、イベントと興行はどのように違うのですか?

 

【大山先生】コンサートやスポーツの試合といった興行はチケット収入がメインのため、赤字になる可能性があります。それに対して、イベントにはクライアント(スポンサー)が存在し、予算の枠の中で実施します。

 

 

【FUJIMAGA】イベントにはさまざまな種類があるのですね。だからイベントプロデュースには「スポーツ・エンターテイメントコース」、「観光・コンベンションコース」、「サービス・ビジネスコース」があるのですね。

 

【大山先生】イベントに関連する産業は幅広く、そうしたイベント市場は年々拡大を続けていて、今では10兆円規模を超えています。

 

【FUJIMAGA】日本イベント産業振興協会が発表している『平成28年国内イベント消費規模推計』によると、イベント市場規模は16兆5,314億円です。2020年には東京オリンピックが開催されますし、今後も成長が期待できる産業ですね。そのフィールドで活躍できる力を磨くことができるのが、東京富士大学のイベントプロデュース学科ということがよくわかりました。

 


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