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2023年度授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」〜タクナルプログラム①

イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、(株)リアセックが提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決・発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。このプログラムを進行するのは、「ティーチング・アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。今回は、TAによるプログラム報告をお届けします。

タクナルプログラム「本格的に議論をしてみよう〜学園祭で行う移動動物園の企画」

みなさん、はじめまして!清水太陽ゼミTA、イベントプロデュース学科3年の一栁史乃です。
今回はタクナルプログラムの「学園祭で行う移動動物園の企画をしよう!」を2週に渡って行いました。具体的には、ズートピアの人気動物12種の中から4種を選び、大学構内に移動させ、ミニ動物園を設置するというものです。そこで必要なのが「情報収集」。まずは学生たちが、その動物の生態や特徴を知ることがポイントになります。

1週目では、選んだ動物たちのなかでどのような共通点を見つけるのか、そこからどのようなコンセプトを設定していくのかを見届けました。企画の理由やコンセプトを、内容に合わせて紐づけることができず、どのグループもかなり苦戦している様子でした。

そこでTAの出番です。まずはグループ内で意見を多く出し合うことを心がけてもらえるように、「なぜこの意見になったのか?」「どうしたらもっと注目してもらえるのか?」などの疑問点をぶつけてみました。やがて、学生たちはどのような方向性から答えを導き出していけばいいのかに気付き、自発的に目の前の課題解決に向けて意見交換をしていました。

2週目の授業内では各グループが順番にプレゼンテーションを行いました。多くのグループが、ターゲットや狙いを絞りコンセプトに沿った企画を設定することに成功しているように感じました。また、「非現実的で他にはないイベント」にするよう意識させたこともあり、ユニークな発想から選んだ動物たちの特性や良さを生かした企画に仕上がっていたのが印象的でした。その一方で、今回初めて本格的なプレゼンテーションを行ったため、学生たちには、企画立案や授業時間外のスケジュール管理などの課題も残りました。

今回のプログラムでは、企画立案にあたってのコンセプトの重要性に気付ける機会になったと感じました。一人ひとりが情報を集め、発信する大切さに気付けたワークになったので次回以降も今回の反省点を活かしてほしいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。今後もTAからの情報発信がありますので是非ご覧ください!

(イベントプロデュース学科3年 一栁)