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本学卒業生がJICAに就職し、キリバス共和国で卓球指導!

本学卒業生で女子卓球部出身の鷲塚桃子さん(2016年度卒)がJICAからキリバス共和国に派遣され、現地の子供たちに卓球指導を行っています。

8月6日から8月9日にかけて鬼木教授がキリバス共和国を訪問し、鷲塚さんにインタビューしてきましたのでその内容を報告します。

Q:キリバスはどのような国ですか?

A:時間の進み方がとてもゆっくりです。不便なこともありますが、海がきれいでとても素晴らしいところです。

Q:キリバス人はどんな人たち?

A:とてもフレンドリーで親切です。人の温かさを感じることが出来ました。

Q:1人で異国の地に来て、苦労したことも多いのでは?

A:最初は暑さと食事でおなかを壊したり、寂しさで泣いたこともたくさんありました。それでも、子供たちと卓球をすることで多くの力をもらい頑張ることが出来ました。

Q:大学で学んだ中で役に立ったことはある?

A:実務的なことをいろいろと学んだので、パソコン活用や会社でのやりとりなどはすぐに対応できました。また、4年間卓球に打ち込んだ経験がキリバスのような過酷な地でも生活できる自信につながったと思います。

Q:卓球の指導を行うにあたり、西村監督から学んだことも多いのでは?

A:卓球技術は勿論のこと、年齢や個性に合わせた指導法は参考にさせていただきました。小学生には卓球の面白さに気付かせる指導法、高校生などには自分で考えさせる指導法などです。あらためて、西村監督の偉大さを痛感しています。

Q:キリバスの子供たちはどんな子?

A:恥ずかしがり屋の子が多いですが、写真を撮られるのが大好きです。まっすぐでとてもいい子たちです。

Q:生活する中で大変なことはある?

A:時々停電になり、家のトイレ、シャワー、部屋の電気がストップします。また、野菜が取れないので、キャベツなどは海外から1玉2000円ほどで輸入している状況でなかなか手に入りません。

Q:こちらの食事はどんな感じ?

A:主食はお米です。魚料理が多くまぐろは刺身でも食べます。味付けも日本に近く美味しいです。

Q:休みの日は何をしている?

A:青い海で思いっきり泳いだり、オーストラリア、アメリカのボランティアの人たちと一緒に集まったりしています。

Q:2050年には主要都市の半分以上が水没すると報道されているけど、現地の人はどう捉えている?

A:前大統領は、それを懸念してフィジーの土地を購入して国民の移動を検討しましたが、現大統領は楽観的で水没はしないと言っており、国民は慌ててはいません。

Q:最後に、在学生へメッセージをお願いします。

A:海外に出て自分の目で様々な生活に触れると視野が広がり、新しい価値観も生まれます。どんどん海外に挑戦してほしいと思います。