蓼藍の生葉染め体験会開催
蓼藍の生葉染め体験会開催!(2024年8月8日)
本学の有志による「Shinjuku Re和 style project」では、地元新宿の地場産業である染色にフォーカスし、伝統的な技術を生かしたライフスタイルを提案する活動を行なっています。 これはその活動の一つで、蓼藍(たであい)をキャンパス内で育て、その生葉を使って藍染を行うというワークショップです。今年で4年目になります。以前はプランターで栽培していましたが、ここ2年は藤森ゼミの学生たちが学内に小さな畑を作り、そこで育てた蓼藍を使って染めています。もちろん、種は昨年収穫したものを使っています。 最近の夏の暑さは大変厳しく、染物に使えるまでに葉を育て、保つのがとても大変でしたが、多くの方のご協力をいただき、なんとかイベントの日まで葉を維持することができました。 今回の参加者は藤森ゼミの2・3年生、染色の技術指導は地元の染色工房「染の里おちあい」様の小川様、田村様です。 企画の趣旨と作業の流れを確認した後、畑に行って蓼藍の葉を摘み取り、それをミキサーにかけて染色液を作り、刷毛で塗っていきました。
本学の有志による「Shinjuku Re和 style project」では、地元新宿の地場産業である染色にフォーカスし、伝統的な技術を生かしたライフスタイルを提案する活動を行なっています。 これはその活動の一つで、蓼藍(たであい)をキャンパス内で育て、その生葉を使って藍染を行うというワークショップです。今年で4年目になります。以前はプランターで栽培していましたが、ここ2年は藤森ゼミの学生たちが学内に小さな畑を作り、そこで育てた蓼藍を使って染めています。もちろん、種は昨年収穫したものを使っています。 最近の夏の暑さは大変厳しく、染物に使えるまでに葉を育て、保つのがとても大変でしたが、多くの方のご協力をいただき、なんとかイベントの日まで葉を維持することができました。 今回の参加者は藤森ゼミの2・3年生、染色の技術指導は地元の染色工房「染の里おちあい」様の小川様、田村様です。 企画の趣旨と作業の流れを確認した後、畑に行って蓼藍の葉を摘み取り、それをミキサーにかけて染色液を作り、刷毛で塗っていきました。
今回は13メートルの反物(着物一着分)を染めました。そのままだと長すぎるので、半分に切断して、吊り下げて染めていきます。反物に刷毛で染めていく「引き染め」の工程はめったに体験できない貴重なものです。反物にはあらかじめ型が塗られていて、そこをムラができないように丁寧に染めていきます。今回は大きめの市松模様です。 染めの作業が終わったら、水槽の中で防染糊を落としていきます。ちなみに、この防染糊を洗い流す作業は「水元」といって、以前は神田川や妙正寺川で行われていたものです。染め上がった反物は、爽やかな淡いブルーの市松模様で彩られていました。 自分たちの育てた藍で着物が染められるということ、伝統的な型染めがこのような方法で行われているということ、生の葉で染めると想像以上に柔らかな色に染まることなど、学生たちは実際に体験することで多くのことを知ることができたと語っていました。 なお、今回染めた反物はこの後、8月22日から9月12日の間、バスタ新宿3階に展示されます。地元落合地区6小学校の作品と一緒に新宿をさわやかに彩りますので、ぜひご覧ください。 また、当日の模様は8月24日(土)から2週間アーカイブ配信されます。 無料スマホアプリ「どろーかる」でご覧になれます。(J:COM港新宿または中野・杉並を選択して視聴)