手塚プロダクション・石渡正人氏による地域活性化特別講演会が開催されました

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手塚プロダクション・石渡正人氏による地域活性化特別講演会が開催されました

~マンガ・アニメの聖地「高田馬場」の観光客誘致策を提唱

 マンガの神様・手塚治虫が亡くなってすでに四半世紀が経ちますが、手塚作品はいまなお輝きを失わず、海外からも高い評価を受け続けています。
 その手塚先生が事務所を構えたのが、新宿区高田馬場4丁目。本学とは至近距離の位置にあります。現在でも、高田馬場駅前の壁画や、JR駅の発着チャイム、西商店街キャラクターフラッグのような形で、手塚キャラクターはこの地に根づいています。

 平成27年9月7日(月)18:30より、東京富士大学5号館にて、高田馬場地区・地域活性化勉強会が開催され、手塚プロダクション・石渡正人氏(著作権事業局クリエイティブ部長)による特別講演会が行なわれました。
 石渡氏はこれまで、アトム通貨実行委員会本部の副会長として、地域通貨の設立と運営に尽力されてこられました。また、高田馬場地区の飲食店が江戸東京野菜の「内藤とうがらし」を使って独自のフードメニューを提供する街バルイベント「バル辛フェスタ」(※)の仕掛け人でもあります。
 石渡氏は、「キャラクターによる地域活性化 ~2020年東京オリンピックを見据えて」と題し、高田馬場地区に外国人観光客を誘致するためには手塚治虫のキャラクターを積極活用し、地域の産学官が連携する必要性を説かれました。
 高田馬場の魅力を「装置」「商品」「ストーリー」として結晶化するための核として、手塚作品には大きな可能性があります。本講演には、地域の企業、大学、金融機関、自治体、NPO法人など50名を超える方々が参加され、この最高のコンテンツをどう活用すべきか、互いに知恵を出し合うための大きなきっかけづくりとなりました。

 東京富士大学では、新宿区高田馬場地区を中心とした地域活性化のために、今後ともさまざまな取り組みを進めていきたいと考えております。
 この場をお借りして、貴重なご講演を頂きました石渡様はじめ、関係各位に感謝申し上げます。

 (※)バル辛フェスタは10/3~7開催。東京富士大学も協賛しています。