2025 年度授業レポート:タクナルプログラム(2)
2025 年度授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」~タクナルプログラム(2)~
イベントプロデュース学科の 1 年次の演習科目「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを見つけるとともに、(株)リアセックが提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決・発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。このプログラムを進行するのは「ティーチング・アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。
仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く 1 年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。
今回は、TA によるプログラム報告をお届けします。
【タクナルプログラム】「こわい先生」「無人島」
こんにちは!清水ゼミのTAをしています、
イベントプロデュース学科3年の津上京美です!
今日はタクナルを使った2回目の基礎ゼミでした!
今回のテーマは、「話し合いの進め方?ディスカッショントレーニング?」です。
具体的には、“議論すること”にちょっと慣れるために「こわい先生」と「無人島」という2つのゲームトレーニングを行いました。ここでは、「無人島」での様子についてご報告します。
テーマは【無人島に何を持っていく?】です。これはあらかじめ決められた5つのアイテムから2つだけ持っていけるアイテムを選ぶというものです。
アイテムは、「バケツ」「毛布」「傘」「推しのグッズ」「非常食缶詰」です。なお、タクナルとは一部のアイテムを変えています。選べるアイテムには、それぞれ異なる特徴や利点・欠点があり、参加者は「生き延びるため」「快適に過ごすため」「仲間と協力するため」など、自分なりの目的や価値観に基づいて優先順位を考える必要があります。
はじめに各自で意見を考えた後、議論を活発にするための3つのポイントを確認し、チーム討議をスタート!各グループの討議の様子を見てまわっていると、意見が早めにまとまっているグループがあったり、議論を行いながら2つに絞っているグループがあったりなど違いがありました。
そしてチーム内で選んだアイテムを決定し、理由を話し合い、全体共有しました。
なんと!偶然ですが、5チーム全てが「毛布」「非常食缶詰」を選んでいました!
最後に、『「なんとなく」から抜け出す』こと、『「よい議論を作る条件」を意識してみる』ことについてふりかえりアドバイスを行いました。議論は正解を出す場ではなく、互いの考えを深め合う場です。「なんとなく」で終わらせずに、相手との関わり方や課題への向き合い方を意識した行動が重要であり、そうした姿勢が、これからの学びにつながっていきます。
学生からは、「いろいろな考え方をする大事さを学んだ」、「グループワークでは自分の意見をしっかり伝えることが大切だと感じた」、「相槌や反応があまりできていなかったかなと感じたので、反省して次回に生かしていこうと思う」などの感想があり、良い刺激になったようです。
前回よりもグループでの話し合いで意見交換が少し活発になっていてTAとして嬉しかったです!次回以降も、清水ゼミのみんなが分かりやすく、楽しくタクナルに取り組めるようにがんばります!
最後まで読んでくださってありがとうございました!他の基礎ゼミの様子がこのTAによる授業レポートで分かると思うのでこれからも良かったらチェックをお願いします!